携帯小説ってどんなもの?

美嘉による「恋空」やyoshiが書いた「DeepLove」の大ヒットで一躍有名になった読み物のジャンルが携帯小説です。

携帯小説は、携帯電話を媒体として書かれた小説のことをさします。

小説を執筆しているのは、執筆経験の少ない作者の存在が目立つため、十分な推敲や修正が行われないままの投稿が多いという風にも言われています。

実際に、大ヒットした「恋空」にも、たくさんの誤字や不自然な記述がみられることがたびたび指摘されています。

否定的な意見が多くみられることも確かですが、裏をかえせば、難しい表現が少なく、親しみやすい文章であることが読む側にとって、やさしい作りになっていることは間違いありません。

また、携帯電話という小さな画面のサイズに合わせて、短いセンテンスで構成されていることが多く、文章が重くなりすぎず、子供でも親しみやすい表現となっているのも活字離れしつつある若い世代に受け入れられた要因のひとつではないかと思います。

携帯小説が携帯という枠を飛び越えて、初めて書籍化されたのは、2002年のことです。

yoshiが書いた「DeepLove アユの物語」がスターツ出版から刊行されたのが始まりです。

このDeepLoveという作品は、2003年から2005年までは年に4点程度は刊行され、話題をよびました。

そして、2005年10月に刊行されたChacoの「天使がくれたもの」が大ヒットし、携帯小説というジャンルは世の中に広く広まることになりました。

その流れをくんで、大人気となったのが、2007年に発行された美嘉の「恋空」です。

「DeepLove」と「恋空」はそれぞれ、漫画、映画、ドラマにもなっています。

「天使がくれたもの」も映画が公開されています。

「恋空」では主人公を人気アイドル女優の新垣結衣、相手役を若手人気俳優として人気急上昇中の三浦春馬が演じるなど、話題を呼び、興行成績が39億円という大ヒットとなりました。

携帯小説では、主人公の恋人、ヒロの視点から見た外伝ともいえる「君空」も出版されています。

「君空」に関しては、ゴーストライター説がでるなど、さまざまな噂も出回っているようですが、作者である美嘉の独特の書き方は「君空」にも継承されており、「恋空」ファンを楽しませているようです。

携帯小説は無料で読めるという利点があるにも関わらず、わざわざ出版しなおして、お金を出してその小説を読みなおしているというのですから、ファンの思い入れの深さを容易に想像することができますよね。

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